日本大学工学部機械工学科
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研究紹介 ∼「材料の健康診断」で今あるものをより長く・安全に ∼

耐熱材料の破壊寿命予測

研究目的:機械構造物を構成する材料の破壊までの時間を予測することにより,最適な保守メンテナンス期間を設定することができます。そこでこの研究は破壊に至るき裂に注目し,機械構成材料のき裂発生成長実験を行っています。

対象材料:1%~12%Cr鋼(火力発電プラント・ボイラ配管及びタービンロータ材),Ni基超合金(航空機エンジンのタービン翼材)

き裂の相互干渉

研究目的:発電プラントや航空機ジェットエンジンの構成材料を対象として破壊に至らしめるき裂の発生原因とその成長特性を実験とPCシミュレーションにより明らかにする。

対象材料:鉄鋼,軽金属

ロボットの安全設計・運用を目的とした接触衝撃による生体傷害耐性評価

研究目的:生活支援ロボットの安全設計・運用を目指し、ロボットとヒトの接触を想定した実験やシミュレーションによる解析を行い生体傷害発生条件や発生メカニズムを明らかにする。

ロボットの安全設計・運用を目的とした皮内傷害発生シミュレーション

研究目的:生活支援ロボットの安全設計・運用を目指し,ロボットとヒトの接触をPCシミュレーションで再現し,皮下組織構造における応力やひずみ分布から傷害発生メカニズムを明らかにする。

生体傷害耐性評価のヒトへの応用を目指した毛細血管の破断強度推定法

研究目的:皮膚に陰圧を加えることにより発生する毛細血管からの出血を実験により明らかにし破断強度推定法を確立、さらにヒトと実験動物の毛細血管破断強度の脆弱性を比較考察し傷害耐性評価のヒトへの応用展開を目指す。

機械構造物の代替を目的とした木質材料の力学特性評価

研究目的:持続可能材料として木質材料に着目し、実験により力学特性を取得、機械構造材料への適応可能性を明らかにする。

対象材料:木質材料